クルマとSDGs

こんにちは

昨日はドラムの話でした。

今日は ある本を読み終えたので 新しく吸収した知識についてです。

 

「SDGsの不都合な真実 脱炭素が世界を救うの大嘘」

という本を読みました。

 

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宝島社 SDGs不都合な真実 2021年9月30日 第一刷発行

このブログでは昭和の音楽とクルマとバイクの話をすることにしていますが、

この本を本屋さんで手に取った理由は この本の中にある 

            国民を幸せにしない脱炭素政策 

”日本経済の屋台骨「自動車産業」を脅かす 自虐的 脱炭素政策の愚”

の内容が 私の大好きな ガソリンエンジンのクルマの存亡に触れて

いるからです。

SDGsは 会社でも研修を受けたり様々場面で耳にするようになりました。

世界中で広がる人類の目標とのことですが、日本人には特にいわゆる

環境問題CO2削減が身近な問題かと考えます。

私にとって一番身近な問題は、やはりガソリン車の存亡です。

 

私と同世代の男性なら 少なからず就職したら クルマを買ってドライブや

デートに行きたいな~と 20代を頑張って働いた人がいると思います。

当時はバブル期でもあり、ジャパン・アズ・No1 と言われた時代です。

日本車はハイソカーブームの絶頂期です。

そんな時代に社会に出た私も当然 バブル期のクルマが大好きなのです。

自分のクルマの話はまた次回にします。

 

クルマ好きの技術屋さんとしてお給料を頂いている私が将来の日本に

ついて心配になることが、いっぱい書いてあります。

今でも 昭和のクルマに乗り続ける私とすれば、もう絶句です。

ネタバレは はてなブログでは禁止されているので、気になったことだけ

触れておきます。

 

・2021年 政府内ではガソリン車の国内新車販売を事実上禁止する議論を

 展開していた。

 

環境省経済産業省では46%の二酸化炭素削減目標のうち2%をEV

 (電気自動車)の普及により実現しようと検討中である。

 

・自動車工業会会長(トヨタ自動車社長)が行った2021年3月の

 記者会見で「このままでは最大で100万人の雇用と、15兆円もの

 貿易黒字が失われることになりかねない」と警鐘をならした。

 自動車関連業界で働く約550万人のうち70~100万人が職を失うことに

 なりかねない。

 

・ガソリン車がEV車にとって変わればコストの大半はリチウムイオン電池

 となり、原材料を中国に握られている。

 日本の自動車産業は中国にその心臓部を牛耳られることになる。

 EV車のリチウムイオン電池は自動車のコストの4割近くを占めている。

 

・日本が外貨を稼いでいる輸出品の1位は自動車で15.6%を占めている。

 自動車部品を入れると全体の20%を占める。

 自動車産業の規模は70兆円の総合産業。

 

・日本は災害大国であり、寒冷地や雪国にEV車は不向きである。

 

                            等々

 

SDGsをはじめ、環境政策のやり玉にガソリン車が上がってEV車にシフト

したときの日本の産業構造の危機から日本の存亡まで発展する問題が

書かれています。

 

日本が世界に誇る内燃機関や機械加工技術を手放してまで、EV車の普及を

進める国の政策には私も疑問があります。

できれば自動車免許の返納までは ガソリン車に乗っていたいと考えてる

私と同じ昭和40年代生まれのクルマ好きも沢山いる筈です。

 

大好きなガソリン車を乗り続けるため、これからも環境問題と

クルマの関係は勉強していきたいと思います。

 

                      今日はここまでです。